Information
Concept
私たちがつくる山中漆器は、
人と自然と文化が主役。
フラワーデザインの視点から
木製漆器と植物を結びあわせ、
これまでにないアプローチから、
労を惜しまぬ職人たちの技や情熱を
身近にお伝えできたらと。
山中の伝統工芸と暮らしをつなぐブランド
『YUIYU』を立ち上げました。
フラワーデザイナーの
視点から生まれた
「植物のような漆器」
漆器が時とともに風合いを変えていく様は
まるで植物と暮らしているよう。
自然から学びを得た有機的なかたちと
新しい色の試みから、使うよろこびを高めた
漆器をお届けします。
Flower Designer
Naoko Tanabe
フラワーデザイナー
田邉 なおこ
山中漆器の職人が守り続けている伝統と新しさ、
美しい木目を引き出す技術や蒔絵師が手掛ける植物模様など。
『YUIYU』の産地である山中温泉の宝ものを、
ジャンルや立場を超え、すべての垣根をとりはらって繋いでいきたい。
「結」という字を重ねた『YUIYU』という名に
そんな想いを込めました。
縁の下で支える
職人さんに
スポットライトを。
ろくろを挽く人、漆を精製する人、
下塗りをする人、漆を拭き取る人―。
すべての工程に関わる方々に光をあてて。
どの世代にも愛される、
これからの漆器を見つめていきます。
縁の下で支える
職人さんに
スポットライトを。
気軽に自由に
漆器と暮らす
暮らしの中にもっと漆器を取り入れてみる、
という新しい提案です。
大切なものをしまったり、飾ったり
または食卓に並べたり。
色とかたちを自由に組み合わせて、
あなたらしいコーディネートを
楽しんでください。
Waza
工程ごとに専門の職人がいる山中漆器
たくさんの人の手が加えられています
ろくろ挽きRokurobiki
国産の天然木をろくろで回転させ、
刃物で削りだす木地挽物。
山中地区は、
全国一の木地ろくろ挽きの産地として、
やわらかな曲線や繊細な筋で
装飾性を加えています。
縦木取り
上に向かって成長する木を輪切りにして、
年輪に対して平行に
材料を取っていく方法です
強く歪みにくく、
木目がきれいな器が生み出せます
横木取り
原木を縦にスライスして、
板状にしたものから材料を取ることで、
影やゆらぎ、波模様など、
表情豊かな木目が楽しめます
木地師の誇りが生んだ
ろくろ挽きの技
山中の高度なろくろ技術を象徴する加飾挽き。
技の数は40~50種あるとも言われ、
代表的なのが極細の縞模様「千筋」。
平行に筋を入れた「平筋」などは、
握ったときのフィット感が絶妙です。
拭き漆Fukiurushi
自然な風合いを表現した山中漆器。
代名詞ともいえる美しい木目模様は、
生漆を木地に塗り、布で拭きを繰り返す
「拭き漆」の技で引き出しています。
ゆっくりと色を変えるのは
生漆の証
時とともに明るく変わる理由は
漆の経年変化によるもの。
飴色の生漆がゆっくりと透明に近づき、
下地の色が浮き出てきます。
こうした自然の知恵が生んだ彩りを
私たちは大切に育てています。
鮮やかに色が変わる
植物のような漆器
自然にならった
花のような木製プレート
植物から着想した5つのカタチ
漆器のフォルムは、球根や草花などの植物からイメージしました。私たちは木の育った環境がわかる年輪模様を個性と捉え、これまで規格外にしていた木目も自然のままに残しています。
試作を重ねてたどりついた6色
天然素材の生漆の発色は、植物と同じように一つひとつ違います。『YUIYU』では生漆が透けてきたときに現れる下地の色を何度も試作し、鮮やかな花色と自然な色ムラを目指しました。
ろくろ挽き
国産の天然木をろくろで回転させ、刃物で削りだす木地挽物。山中地区は、全国一の木地ろくろ挽きの産地として、やわらかな曲線や繊細な筋で装飾性を加えています。
拭き漆
自然な風合いを表現した山中漆器。代名詞ともいえる美しい木目模様は、生漆を木地に塗り、布で拭きを繰り返す「拭き漆」の技で引き出しています。
ゆっくりと姿を変える漆器の色
時とともに明るく変わる理由は漆の経年変化によるもの。飴色の生漆がゆっくりと透明に近づき、下地の色が浮き出てきます。こうした自然の知恵が生んだ彩りを私たちは大切に育てています。
木地師の誇りが生んだろくろ挽きの技
山中の高度なろくろ技術を象徴する加飾挽き。技の数は40~50種あるとも言われ、代表的なのが極細の縞模様「千筋」。平行に筋を入れた「平筋」などは、握ったときのフィット感が絶妙です。
美しさと機能をあわせ持つものを
持ちやすく、運びやすく、重ねやすい。毎日使うものだからこそ、軽さと薄さにこだわりました。機能と美しさをあわせ持つ、日常の食器をお届けいたします。
使う人の気持ちに寄り添って
底面が指先にフィットするように、底面にゆるやかな丸みを加えました。また高台を斜めに仕上げることで、汚れがつきにくく、洗いやすい形状にしています。